今回は、「その他の機能」を解説していきたいと思います。
他にも、ゲーム制作に便利な機能が利用できるようになっています。
「obj形式」ファイルの使用
3Dゲームの制作でよく使用されている「obj形式」のファイルにも対応しています。
「objファイル」とは、
3Dモデルのデータを保存するためのファイルのことです。
ただし、アップロードできるファイルには条件があるので、
「チュートリアル」にある[4.ポリゴンでつくろう]で確認しましょう。
この項目では、「チュートリアル用のobjファイル」も用意されています。
使用するには、まず[ぶったい]にある「ポリゴンをつくる」をクリックします。
すると、[ファイルチューザ]が表示されるので、左上の項目からファイルを選択します。
objファイルを使用する場合は、
「mtl」と「テクスチャ用ファイル」も一緒に選択する必要があります。
その後、赤枠内にあるobjファイルをダブルクリックします。
クリックすると、3Dモデルを表示するためのブロックが作成されます。
このブロックが作成された時に、プレイ画面に3Dモデルが表示されます。
爆発効果をつくる
このアプリでは、複数の立方体とプログラムを使用して、
様々な物を表現していく方法が基本となります。
ただし、「爆発効果」に関しては、
[エフェクト]にある「爆発効果をつくる」で簡単に作成することができます。
このブロックを配置してからリロードすると、プレイ画面で爆発が起こります。
爆発が発生する[座標]は、自由に変更することができます。
また、爆発の[色]・[半径]を変更することも可能です。
[半径]の右側にある数値では、粒子の[数]や[大きさ]が変更できます。
[爆発する時間]や[効果が消える時間]を変更したい場合は、
さらに右側にある数値を変更します。
アクションやシューティングなど、
爆発することが多い3Dゲームを制作する際に便利なブロックとなっています。
まとめ
今回で、「Scratchからステップアップ!「KidsScript3D」(キッズスクリプト3D)講座」は
最終回となります。
如何でしたか?
2Dと違い、更新が止まっているので少し仕様が古く、
互換性や利便性の問題もありますが、
シンプルでありながら、作成できる範囲が広い言語となっています。
また、無料で簡単に3Dゲームを作成できるツールは珍しいので、
3Dゲーム制作の入門用として利用することもできます。
是非、「Kids Script 3D ベータ2」を利用して、自分だけの3Dプログラムを作成してみてください!