今回からは、「Scratch Jr」(スクラッチ ジュニア)について、解説していきたいと思います。
この記事では、「Scratch Jr 1.2.8」の紹介と使用準備の解説をしていきます。
「Scratch Jr」とは
「Scratch Jr」は、5~7歳の子供を対象として開発された入門用のプログラミング言語です。
[Scratch]と名前に付いていますが、「Scratch」と直接の関係はなく、
「Scratch」に触発されて、[タフツ大学]の[発育科学研究グループ]、[MITメディアラボ]の[ライフロング幼稚園]、[ペイフル インベンション カンパニー]などが共同で開発したものです。
「Scratch」公式の制作ではありませんが、「Scratch」の開発・維持を行っている[MITメディアラボ]が開発に関わっていたり、「Scratch」の為に寄付を募っている[スクラッチ財団]がサポートしていたりするので、安心して使用することができます。
「Scratch Jr」の公式ページは、こちらのリンクからご覧ください。
「Scratch Jr」の最大の特徴は、小さな子供でも操作しやすいデザインや言葉が使用されていることです。
「Scratch」と同様に、[ブロック]を組み合わせてプログラムを作成するのですが、[ブロック]のデザインや機能もシンプルで分かりやすいものになっています。
その代わり、機能をシンプルで分かりやすくした分、複雑なプログラムになると作成が難しくなってしまいます。
特に、[変数]や[条件分岐]の設定ができないため、状況によって動作を変更したい場合は工夫が必要になります。
「Scratch Jr」の使用準備
現在の「Scratch Jr」は、[Google Play]か[App Store]からタブレットにインストールすると使用できます。
例えば[Google Play]の場合は「scratch Jr」と検索すると、下の画像のようなアプリが見つかります。
画面内の「インストール」ボタンを指で押すと、「Scratch Jr」のインストールが開始されます。
詳細を表示したい時は、左側にあるアイコンを指で押します。
また、[Chrome ウェブストア]や[Amazon]でも入手することができます。
「Chrome book」など、[android][iPhone]以外のタブレットを持っている場合は、こちらから入手しても良いでしょう。
次回
今回は、「Scratch Jr」の紹介・使用準備の解説をしました。
[プログラミング言語]というと大人でも難しい印象を持ち、つい避けてしまいたくなりますが、「Scratch Jr」の場合は、漢字が読めない子供でも扱えるように設計されているので、
[初めて触れるプログラミング言語]としては最適なものとなっています。
次回は、[起動方法]と[タイトル画面]の解説をしていきます。