今回は、RPGツクールVX・VX Aceの解説をします。
VXとVX Aceはグラフィックや一部の設定が違いますが、基本的な設定はほとんど同じです。
前の記事で紹介したRPGツクール2000・XPと比較しながら、解説していきたいと思います。
マップエディター
VX・VX Aceのマップエディターは、2000・XPより使いやすさに特化しています。
VX・VX Aceでは、レイヤーの仕様が2000に近い仕様に戻され、下層と上層の2つになりました。
レイヤーはタイルセットごとに設定されていて、赤枠内の英字タブで変更できます。
Aが下層、B~Eが上層になります。
マップ設定画面も2000に近い仕様に戻されています。
新しく追加された項目「表示名」は、ゲームプレイ時に表示される名前です。
VX・VX Aceでは、迷路をランダムに自動作成する「ダンジョン生成」が使用できるようになりました。
画面左下にあるマップ名を右クリックするとあります。
壁と地面の素材を選択すると、マップ全体に複数の小部屋とそれらを繋ぐ通路が作成されます。
マップの端は壁が分厚くなるのでマップサイズは大きめの方が良くなります。
赤枠内のボタンで「イベント編集モード」になります。
「イベントの簡単作成」は場所移動、扉、宝箱、宿屋が簡単に作成できます。
イベント編集画面も2000に近い仕様に戻されていますが、イベントコマンドの仕様はXPよりさらに便利になっています。
赤枠内の「リージョン」は、2000にあった「エリア」の簡易版です。
敵グループのエンカウント設定時にマップ内のリージョンを選択すると、リージョン内だけに敵を出現させることができます。
データべース
VX・VX Aceでは、赤枠内のボタンで開くことができます。VXのデータべースはXPとほとんど違いがありません。
なので、ここではVX Aceの解説をしていきます。
アクター
VX Aceの「アクター」は、設定項目が少なくなっています。
パラメータとEXPカーブは「職業」に移動しましたが、特徴の設定が追加されて詳細な設定ができるようになりました。
職業
「職業」は、XPでの「クラス」と同じ項目です。
VX Aceでは、パラメータとEXPカーブも「職業」で設定します。
また、「職業」でも特徴の設定ができます。
スキル
VX Aceの「スキル」では、様々な設定項目が追加されました。
ダメージ計算式や使用効果、必要武器などの詳細な設定ができるようになりました。
アイテム
「アイテム」はXPにあるものと同じ項目です。
「アイテム」でもダメージ計算式や使用効果の設定ができます。
武器
「武器」もXPにあるものと同じ項目です。
設定項目はXPとあまり変更ありませんが、特徴が追加されて細かい設定ができるようになっています。
防具
「防具」の設定項目は、「武器」とほとんど違いがありません。
XPとあまり変更が無く、特徴で細かい設定ができるようになったのも同じです。
敵キャラ
「敵キャラ」は、XPでの「エネミー」と同じ項目です。
ドロップアイテムがXPまでは1つでしたが、VX Aceでは3つまで設定できるようになりました。もちろん特徴の設定も追加されています。
戦闘システム
VX・VX Aceの戦闘画面は、2000を分かりやすくしたような感じです。
TPはスキルを使用するときに消費するMPとは別のポイントです。
数字の下にあるものはゲージで、数値の増減によってゲージも左右に動きます。
RPGツクールVX・VX Aceの解説は、これで終了です。
次回は、RPGツクールMVの解説をします。