このサイトでは、以前に「GDevelop 5」を解説しており、
機能や使用方法などについて紹介しました。
その後も、GDevelop 5には多くのアップデートが行われ、
様々な新機能が追加されたり、既存の機能が改善されたりしています。
ただ、機能の追加・改善に伴い、制作画面のUIや機能の使い方も大きく変化して、
上記の解説記事では役目を果たせない状態となってしまいました。
そこで、今回は「GDevelop V5.10までの更新内容」について解説していきたいと思います。
V5.10までの更新内容
この記事で紹介する主な変更点は、以下の通りです。
・ゲーム制作ツールの入手方法・料金設定 |
・「3D機能」の追加 |
・「マルチプレイ機能」の追加 |
・「ゲーム制作画面」「イベント作成画面」の機能・UI |
・新しい「オブジェクト」の追加 |
・新しい「ビヘイビア」の追加 |
最も大きな変化は、「3Dに関する機能」が追加されたことで、
無料で簡単に3Dゲームを制作できるようになっています。
また、マルチゲームに対応したゲームも作成可能となりました。
その他にも、新たなオブジェクト・ビヘイビア・作成機能などが追加され、
よりゲームを制作しやすくなっています。
機能の追加・改善によって、画面や使い方も大きく変わったので、
このシリーズでは、そのような変化した部分についても解説していきたいと思います。
最新バージョンの入手方法
最新のGDevelop 5を入手するには、公式サイトを開きます。
開いた後、ページの下部にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。
または、[オンライン体験版]で試すことも可能です。

ダウンロードページで、利用環境に応じたボタンを選択することで、
インストーラーがダウンロードできます。
以前にもあった「PC版」に加えて、
「モバイル版」や「webアプリ版」として利用することもできます。

その後、インストールを行えば、最新のGDevelop 5を入手できます。
よく見ると、アイコンも以前とデザインが変わっています。

料金設定
GDevelop 5は、ほぼ全ての作成機能を完全無料で利用できます。
ですが、便利な[エクスポート機能]や[サポート機能]のある
「有料アカウント」に加入することもできます。
支払い方法は、[月払い]・[年払い]の中から選択できます。

また、「過去12か月間の収益」または「調達資金」が[5万ドル以上]の場合は、
最も金額が高い「Pro メンバーシップ」に加入する必要があります。
しかし、[5万ドル]とは1ドル100円とした場合「500万円」なので、
個人や小規模サークルでは、あまり気にすることは無いでしょう。

次回
今回は、「V5.10までの更新内容」と「最新バージョンの入手方法」を紹介しました。
新機能の追加や機能の改善だけでなく、バグの修正やUIの調整も行われており、
より便利で扱いやすいゲーム制作ツールとなっています。
次回は、「ゲーム制作画面の変更点」の解説をしていきます。