今回は、RPGツクールMVの解説をします。
新しい機能や変更された機能は少ないですが、文字が大きくなっていたり、配置が変更されていたりします。
前回までの記事で紹介したRPGツクールと比較しながら、解説していきたいと思います。
マップエディター
MVのマップエディターは、VX・VX Aceの使いやすさとXPの描写機能を合わさったような仕様になっています。
MVでは、レイヤーの数がXPと同じ3つになりました。
Aから1種類を下層、B~Eから2種類を上層として重ね合わせる事ができます。
また、「リージョン」の設定が赤枠内のRタブに移動しました。
リージョンの数も、VX Aceでは63だったのが、MVでは255に増えました。
MVでのマップ設定画面は、細かい配置以外はVX・VX Aceとまったく変更ありません。
「ダンジョン生成」では、ダンジョン生成方法の設定が追加されました。
このおかげで、複雑な迷路や通路の広いダンジョンなどのマップが簡単に作成できるようになりました。
イベント編集画面もVX・VX Aceとまったく変更ありませんが、VX・VX Aceではイベントページを99ページまで作成できたのが、MVでは20ページに減ってしまいました。
データべース
MVでは、赤枠内のボタンで開くことができます。
項目はVX Aceにあるものとほとんど同じですが、項目のある場所が画面左側に変更されました。
アクター
「アクター」はVX Aceにあるものと同じ、主人公や仲間の作成をする項目です。
MVで追加された[SV]戦闘キャラは、サイドビュー用の画像が設定できます。
職業
「職業」はVX Aceにあるものと同じ、クラスや職業の作成をする項目です。
MVでも習得するスキル、能力値、経験値、特徴が設定できます。
スキル
「スキル」はVX Aceにあるものと同じ、魔法やスキルの作成をする項目です。
設定項目もまったく変わりませんが、MVでは戦闘システムに「サイドビュー」が追加されたので、アニメーションによっては不自然に感じる場合もあります。
アイテム
「アイテム」はVX Aceにあるものと同じ、装備品以外のアイテムを作成する項目です。
設定項目もVX Aceのものと変わらないので、いろいろな効果のアイテムを作成することができます。
武器
「武器」はVX Aceにあるものと同じ、武器の作成をする項目です。
MVでも特徴のおかげで、いろいろな効果の武器を作成することができます。
防具
「防具」はVX Aceにあるものと同じ、防具や装飾品の作成をする項目です。
MVでも特徴のおかげで、いろいろな効果の防具や装飾品の作成ができます。
敵キャラ
「敵キャラ」はVX Aceにあるものと同じ、敵キャラクターの作成をする項目です。
「スキル」でも書いたとおり、戦闘システムに「サイドビュー」が追加されたので、画像によっては違和感を感じる場合もあります。
戦闘システム
MVにある戦闘システムは、2種類あります。
1つ目は「フロントビュー」という戦闘システムで、今までのRPGツクールで使用されてたシステムです。
MVで変更された点は、「戦う」を選択すると表示される「攻撃」「魔法」「防御」「アイテム」が左側に移動した点です。
2つ目は「サイドビュー」という戦闘システムで、MVで新しく追加されたシステムです。
「アクター」の[SV]戦闘キャラで設定された画像が画面右側に配置され、行動や状態によってモーションが変わります。
RPGツクールの機能解説は、これで終わりです。
次回は、RPGツクール2000、XP、VX・VX Ace、MVの比較をします。