今回は、「”ルール”の種類」について解説していきたいと思います。
この記事では、「ゲームルール」にある7種類・25個のルールを紹介していきます。
数学
「数学」は、タイマーや変数を使用して計算を行うルールです。
数値を変更したり、タイマーを操作したりする際に使用します。

[Math]で、2つのタイマー・変数と計算方法を選択すると、
指定した式による計算が行われます。
起動用のメッセージや答えの保存先変数も、設定することができます。

また、タイマーの数値を連続して増加・減少させるルールも用意されています。
変更量や間隔などには、
[固定値]・[変数]・[メッセージ引数]が設定できます。


[メッセージ]は、ルールやコンポーネントを起動させることができる機能です。
プレイヤーが行動したり、特定のルールを使用したりすると、
その内容に応じたメッセージが送信されます。

時間
「時間」は、タイマーを作成して時間を計測するルールです。

0になるまで時間を減少させる[タイマー]と、
時間を永遠に増加させる[ストップウォッチ]が作成可能です。


これらの動作は、一時的に停止させたり、数値を変更したりすることもできます。


比較
タイマー・変数同士で比較を行うルールです。

2つのタイマー・変数と比較方法を選択して、
条件を満たしていたらメッセージが送られます。
数値ではなく、[true・false]で比較することも可能です。


また、比較結果によって動作を分岐させたり、
「数値が一定の範囲内にあるか?」を調べたりすることもできます。


変数値を置き換える
変数の内容を変更するルールです。

変数の種類に合わせて、[数値]・[true・false]・[テキスト]が変更できます。



また、プレイヤー名を変数に保存することも可能です。

数値にランダム性を持たせたい場合は、乱数を生成することができます。
生成した乱数は、数値用の変数に保存できます。

ゲーム画面
ゲーム画面内に「専用のUI画面」を表示するためのルールです。

[HUD]・[バナー]・[ポップアップウインドウ]が利用でき、
通常のテキストだけでなく、アイコンや変数を表示することもできます。



HUDの表示/非表示を切り替えるルールも用意されています。

トリガー
キー入力・マウス操作を検知して、メッセージを送るルールです。

キー入力は[0~9]、マウス操作は[左、中央、右のクリック]に対応しています。


イベント
特定のタイミングで、メッセージを送信できるルールです。

プレイヤーが「ゲームに参加した時」や「ゲームを終了した時」に
メッセージを送ることができます。


また、マルチプレイのサーバーに関するメッセージを送ることもできます。
単に、メッセージを送るだけのルールも用意されています。


次回
今回は、「”ルール”の種類」の解説をしました。
「ゲームルール」を上手く利用すれば、行動やコンポーネントでは作成が難しい、
より複雑なシステムでも制作できるようになっています。
次回は、「ゲームの公開方法」を解説していきます。