今回は、RPGツクール2000, XP, VX・VX Ace, MVの比較をします。
機能や価格などを比較して、それぞれのRPGツクールのメリットとデメリット、どういう人に向いているかなどを解説していきます。
どれを購入するか迷ってる人は、この記事を参考にして下さい。
比較一覧表
まずは、それぞれの違いを比較するために、一覧表にして簡単にまとめます。
RPGツクール | 2000 | XP | VX・VX Ace | MV |
希望小売価格(税別) | \3,800 | \3,800 | VX-\6,800
VX Ace-\12,800 |
\12,800 |
RTP(ランタイムパッケージ) | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 |
画面解像度 | 320×240 | 640×480 | 544×416 | 816×624 |
スクリプト機能 | なし | あり(RGSS) | あり(RGSS2と3) | あり(JavaScript) |
アクターの最大レベル | 50レベル | 99レベル | 99レベル | 99レベル |
マップのレイヤー数 | 2層 | 3層 | 2層 | 3層 |
ダンジョン自動生成 | なし | なし | あり | あり |
イベントの簡単作成 | 移動 | なし | 移動,扉,宝箱,宿屋 | 移動,扉,宝箱,宿屋 |
それでは、それぞれのRPGツクールの違いについて解説していきたいと思います。
RPGツクール2000
RPGツクール2000は、この記事で紹介する中で1番古いRPGツクールです。
価格は3,800円と安く、必要スペックも低いですが、画質は良くないうえ、機能や設定もあまり便利ではなく機能外のことをするのは難しいです。
ただ、機能外のことは難しい代わりに、機能や設定項目は細かいところまで用意されています。
スペックの低いパソコンを使用している、レトロ風のゲームを製作したい、などの方に2000が向いています。
詳細については、紹介記事をご覧ください。
RPGツクールXP
RPGツクールXPは、この記事で紹介する中で1番独自色が強いRPGツクールです。
特に戦闘システムは、敵だけではなく味方にもキャラクター画像の設定ができるようになっています。
マップの作成もMV以外に負ける点はなく、時間は掛かりますがかなり凝ったマップを作成できます。
欠点としてマップ作成以外の機能は良くなく、細かい設定ができない点があります。
また、画質も2000以外のRPGツクールよりは劣ります。
価格と必要スペックは2000とほぼ同じなので、安いもので画質と動作を両立させたい、上記の戦闘システムのゲームを製作したい、などの方にXPがおすすめです。
詳細については、紹介記事をご覧ください。
RPGツクールVX・VX Ace
RPGツクールVX・VX Aceは、使用しやすさが売りのRPGツクールです。
ダンジョン自動生成機能を始め、いろいろな機能や設定が便利になり、製作しやすくなりました。
またVX Aceでは、隊列歩行や連続攻撃などの他のツクールでは設定の手間が掛かるものも機能として用意されています。
ただし、マップの作成ではXP、MVと比べると機能不足を感じるでしょう。
必要スペックや価格も高くなりましたが、VX Aceに関しては上級者からも評価されるほどのRPGツクールです。
安くて初心者向けで高画質ならVX、多機能なエディタで初心者から上級者まで使用できるRPGツクールならVX Aceがおすすめです。
詳細については、紹介記事をご覧ください。
RPGツクールMV
RPGツクールMVは、VX AceをベースにXPのマップ作成機能が追加されたRPGツクールです。
MVでは、スマホアプリやブラウザゲーム、さらにはMMOも製作できるようになりました。Macにも対応しています。
これまでのRPGツクールの完全上位互換となっていますが、必要スペックがかなり高くなったのでスペックによっては製作画面どころか、人のゲームをプレイしてる時も重くなるので注意が必要です。
発売されたばかりで画像素材サイトも少ないので、企業やサークル、ゲーム製作への気力がある人など、まわりの環境が整うまでゲーム製作できる方はMVがおすすめです。
詳細については、紹介記事をご覧ください。
まとめ
これでRPGツクール 4タイトルの機能比較は終了です。
今回までの記事で自分にあったRPGツクールが見つかれば幸いです。
ぜひ、RPGツクールで自分だけのゲームを製作してください。