初心者の方でも楽しくゲームの作り方やプログラミングを学べる情報を発信中!

Scratch

Scratchでゲーム制作にチャレンジ #5

今回は、敵の攻撃の作成と攻撃方法の設定をしていきたいと思います。

 

敵の攻撃は、このゲームで1番のメインになるので、プレイヤーが楽しめそうな攻撃を作成していきましょう。

敵の攻撃の作成

まずは、赤枠内から敵の攻撃用の弾を作成していきます。

 

弾の描き方は、自機の当たり判定の描き方と同じです。

 

その後、「塗りつぶす」で弾に色を付けます。

この記事では、白色にしています。

 

背景の色によっては弾が見えにくくなるので、見えやすい色を付けましょう。

 

次に、スクリプトで設定をしていきます。

「Star3」へ移動させて敵の弾を隠した後、向きを下にして弾の大きさを変更します。

 

弾の大きさは、自機の窓と同じぐらいが良いと思います。

 

今回は、「クローンされたとき」も配置して「前に出す」「表示する」を設定します。

 

最後に、「自機の当たり判定」にある「もし~なら」の動作条件を、画像のように変更します。

 

別の種類の弾も作成する場合は、作成した分も動作条件に追加していきます。

 

攻撃方法の設定

敵の弾を作成したら、簡単な攻撃方法を3つほど設定していきます。

 

1つ目は、弾を周囲に発射するだけの単純な攻撃にします。

敵のHPが850になるまで、0.1秒ごとに向きを43度回して、自身の複製を作成しながら、効果音を再生します。

 

効果音は、弾の作成時に一緒に作成される「ポップ」を使用します。

 

900になったら、少し変化を付けるために、700になるまで発射間隔を0.05秒にします。

 

作成した複製の動作は、700になるまでの間、ステージの端か自機のバリアに触れるまで8歩ずつ進めて、触れたら削除するように設定します。

 

これで1つ目は、画像のような攻撃になります。

 

2つ目は、弾がステージ中を動き回る攻撃にします。

650~500の間、3秒ごとに向きを44度回して、複製の作成と効果音の再生を8回繰り返します。

 

500になったら、350になるまで繰り返す回数を24回(8×3)に変化させます。

 

複製の動作は、5歩進めて、端に触れたら向きを反転、バリアに触れたら削除、を150回繰り返した後、削除します。

 

これで2つ目は、画像のような攻撃になります。

 

3つ目は、1つ目の攻撃より難しくします。

300~150の間、向きを55度ずつ回しながら、複製の作成と効果音の再生をします。

 

300になったら、1になるまで向きの変更を95度ずつに変化させます。

 

複製の動作は、1つ目の設定をコピーして、進行速度を3歩ずつに変更するだけです。

 

これで3つ目は、画像のような攻撃になります。

 

敵の撃破後の設定は、撃破後に作成された複製を削除するだけで大丈夫です。

自機の撃破後の設定は、このままでも大丈夫です。

 

作成したゲームの公開

今回まで作成したゲームはScratchで公開しています。

中を見ることもできるので、是非参考にして下さい!

 

次回

今回は、敵の攻撃の作成と攻撃方法の設定をしました。

難易度や攻撃内容を変更したい場合は、向きや歩数、HPなどの数値を変更するだけでも、大きく変化させることができます。

 

次回は、ポーズ画面とタイトル画面の作成をしていきます。

スポンサーリンク
シェアする

関連記事

誰でも簡単にプログラミング!Scratch講座 #5

今回は、スクリプト「見た目」の解説をしていきたいと思います。   「見た目」には、表示方法を設定するためのスクリプトがあります。 「~と言う」 「~と言う」は、入力した内容を吹き出しで表示し …

Scratch 3.0で追加されたブロックの使い方 講座 #2

今回は、「次の背景にする」「背景の~」「コスチュームの~」の使い方について、解説していきたいと思います。 「次の背景にする」「背景の~」「コスチュームの~」は、無いと困るものではないですが、作品の制作 …

誰でも簡単にプログラミング!Scratch講座 #6

今回は、スクリプト「制御」の解説をしていきたいと思います。   「制御」には、他のスクリプトの動作方法を設定するためのスクリプトがあります。 「~秒待つ」 「~秒待つ」は、次のスクリプトへの …

誰でも簡単にプログラミング!Scratch講座 #11

今回は、スクリプト「データ」の解説をしていきたいと思います。   「データ」には、大きく分けて「変数」と「リスト」の機能があります。 「変数」 「変数」とは、変更可能な数値を他の設定とは別の …

Scratch 3.0で追加されたブロックの使い方 講座 #3

今回は、「~の効果を()にする」「~の効果を()ずつ変える」の使い方について、解説していきたいと思います。 「~の効果を()にする」や「~の効果を()ずつ変える」は、これまでにない機能を持ったブロック …