今回は、「ブロックパレット」「スクリプトエリア」「メニューバー」を解説していきたいと思います。
基本的な機能は他の「Scratch」とほとんど同じですが、画面や動作方法などが異なる機能もあります。
「ブロックパレット」
「ブロックパレット」は、画面左端にあります。
「2.0」と同じく、上部にあるボタンで表示するカテゴリーを変更する仕様になっています。
「1.4」には、全部で8つのカテゴリーがあります。
「スクリプトエリア」
「ブロックパレット」の右側には、「スクリプトエリア」があります。
上部にスプライトの設定画面がある分、少し狭くなっていますが、
設定の変更がすぐに行えるようになっています。
スクリプトエリアで右クリックすると表示される「スクリプトの画像を保存」は、1.4だけにある機能です。
スクリプトエリアにあるスクリプトを、画像として保存することができます。
[コスチューム]では、「ペイント」「編集」をクリックすると「ペイントエディター」が表示されます。
1.4の「ペイントエディター」は、下の画像のようになっています。
赤枠内にペイントツールがあり、緑枠内に[線の太さ]や[色の付け方]などの設定ボタンが表示されます。
[線の太さ][消しゴムの大きさ]は、緑枠内をクリックすると表示される設定画面で変更します。
また1.4には、コスチューム画像をスプライトに変更する機能も用意されています。
[音]で録音を行う場合も、他のバージョンと異なる画面を使用します。
「録音」をクリックすると録音開始、「中止」で録音の停止、「再生」で録音した音の再生ができます。
「メニューバー」
これらの機能の他に、タイトルの隣にある「メニューバー」で細かい設定を行うことができます。
「メニューバー」には、大きく分けて[ファイル][編集][共有][ヘルプ]があります。
Scratch内で使用する「言語」は、赤枠内のボタンから変更できます。
[ファイル]
[ファイル]では、制作した作品の保存や読み込みを行うことができます。
作品の保存は、青枠内のボタンでも行えます。
「プロジェクトのメモ」は、作品を選択した時に表示される文字を設定する項目です。
上部に表示される画像と共に、作品を区別しやすくするために使用します。
[編集]
[編集]では、scratch内の動作設定に関する項目があります。
「ステップ実行を設定」は「1.4」だけにある機能で、[ブロックの実行速度][点滅速度]を選択することができます。
選択した後、「ステップ実行を開始」をクリックすると設定が適応されます。
止めたい場合は「ステップ実行を中止」をクリックします。
[共有]
[共有]は、制作した作品をサイトにアップロードする機能です。
青枠内にあるボタンでもアップロードできます。
アップロードする前には、このような画面が表示されるので、
使用するアカウント・プロジェクト名・タグ・素材の圧縮などの設定を行います。
「OK」をクリックすると、サイトへのアップロードが開始されます。
このような画面が表示されれば、アップロードは完了です。
その後、サイトにアップロードされた作品を開いて、「共有する」をクリックすれば作品の公開ができます。
[ヘルプ]
[ヘルプ]では、Scratch 1.4に関して説明しているページを開いたり、バージョンなどの情報を確認したりできます。
ただし、ほぼ全て英語で書かれています。
次回
今回は、「ブロックパレット」「スクリプトエリア」「メニューバー」の解説をしました。
作品を開く時に「例」ボタンをクリックすると、多種多様なサンプル作品が集められている[Projects]フォルダーが開くので、作品制作やプログラミングの参考にしてみてください。
次回は、「Scratch 1.4」だけに存在するブロック・存在しないブロックを解説します。