今回から、「The SandBox」用のゲーム制作ツールである
「The SandBox GameMaker 0.10」について解説していきたいと思います。
最初の記事では、The SandBoxとThe SandBox GameMakerの紹介をしていきます。
「The SandBox」とは
「The SandBox」とは、
マインクラフトのような見た目が特徴のオンラインゲームプラットフォームです。
仮想空間上(メタバース)には、「LAND」という土地があり、
その内部にマップやアバターが四角いブロックで構成された世界が広がっています。
[縦96m×横96m×高さ128m]のLANDが166,464個も用意されていて、
ユーザーがゲームを公開していたり、企業が宣伝に使用していたりします。
また、ブロックチェーンゲームとしての側面も持っており、
アイテム・キャラクター・LANDなどを自由に販売・購入することができます。
イーサリアムのブロックチェーン技術が使用されているので、
不正や改ざんがしにくく、
安全にゲーム内取引ができるようになっています。
LANDを購入するには、ゲーム内独自の暗号通貨「SAND」が必要ですが、
ゲームを公開するだけであれば、「体験ページ」でも可能です。
「体験ページ」では、
1人用のゲームから他のユーザーと一緒に遊べるゲームまで、
多種多様なゲームが公開されています。
「The SandBox GameMaker」の紹介
「The SandBox GameMaker」は、
The SandBoxに対応したゲームが制作できるツールです。
無料で利用できるゲーム制作ツールで、
3Dマップ画面に[ブロック]や[アセット]を配置して設定項目を変更するだけで、
初心者でも簡単にゲームを作成することができます。
詳細なゲームシステムを設定したい場合も、
既に用意されているスクリプトを組み合わせて作成するので、
プログラミングに関する知識が不要となっています。
アクション、パズル、アドベンチャーなどのジャンルが作成でき、
3Dゲームだけでなく、2Dゲームも作成可能です。
また、別のツールとして「VoxEdit」も用意されており、
ブロック・アセットを自作して、ゲームに使用することも可能です。
制作したゲームは、
保有している「LAND」、もしくは「体験ページ」で公開することができます。
プログラミング不要で簡単に本格的な3Dゲームを制作・公開できる、
初心者でも扱いやすいゲーム制作ツールとなっています。
次回
今回は、「The SandBox」と「The SandBox GameMaker」を紹介しました。
「The SandBox」は、世界中で人気のあるプラットフォームで、
現在でも新機能が追加されていて、今後に期待ができるメタバースと言えます。
次回は、「The SandBoxの遊び方」を解説していきます。