今回は、新たに追加された「オブジェクト」を解説していきたいと思います。
[3Dゲーム]に関する機能を始め、様々なオブジェクトが追加されています。
3Dゲーム用のオブジェクト
「3Dボックス」は、ゲーム内に3Dの立方体を作成するオブジェクトです。

前後左右上下の面に画像を設定することができ、
「3D用ファイル」が無くても、簡単に3Dの物体が作成できます。
アニメーション機能が無いので、壁・地面・装飾などに利用すると良いでしょう。

キャラクターなどの複雑な立体物を作成したい場合は、「3Dモデル」を使用します。

こちらでは、「3Dモデル作成ソフト」で制作した3D用ファイル[.glb]が利用でき、
様々なアニメーションを設定できます。

また、「3Dパーティクルエミッター」を使用すれば、3Dエフェクトも簡単に作成できます。

オブジェクトの作成時には、
既に完成しているテンプレートを選択することも可能です。

UI関連のオブジェクト
「パネルスプライトボタン」は、ボタンを作成するためのオブジェクトです。

作成する際に、ボタン専用の画像素材が表示され、
選択した画像素材が読み込まれた後、オブジェクトが作成されます。

その他にも、「スライダー」や「切り替えスイッチ」、
「リソースゲージ(連続)」や「リソースゲージ(単位区切り)」など、
様々な種類のUI用オブジェクトが用意されています。

「タイルマップ」オブジェクト
「タイルマップ」は、
複数の画像を1つにまとめた[タイルセット]を設定できるオブジェクトです。

マップ作成画面のタイルマップを選択すると、「プロパティ」に[タイルセット]が表示されます。
表示中のタイルセットにある[タイル]を選択した状態で、
マップ作成画面をクリックすると画面上にタイルが配置されます。

また、編集画面ではタイルの当たり判定を設定することも可能です。

[Tiled]・[LDtk]などの外部ツールで作成したタイルセットがある場合は、
「外部タイルマップ」もオススメです。
上級者用の機能ですが、より複雑なマップが制作できます。

こちらのタイルセットの当たり判定は、
「外部タイルマップ衝突マスク」を使用すれば、自動で設定されます。

その他
「マルチタッチジョイスティック」は、[仮想ジョイスティック]を作成するオブジェクトで、
スマホゲームを開発したい場合などに便利です。

「ビットマップテキスト」では、画像を使用してテキストを表示します。
柔軟性が低い代わりにパフォーマンスが高く、見た目も自由に変更できます。

「Spine」は、実験的に用意されているオブジェクトです。
2Dアニメーション作成ソフト[Spine]で作成した画像に対応しており、
滑らかな動きを実装できます。

次回
今回は、新たに追加された「オブジェクト」を解説しました。
以前に解説記事で紹介した際は、
[外部タイルマップ]・[ビットマップテキスト]も実験的なオブジェクトでしたので、
「Spine」も大幅に改善されて本実装されるかもしれません。
次回は、新たに追加された「ビヘイビア」と「イベントの追加機能」を解説していきます。