初心者の方でも楽しくゲームの作り方やプログラミングを学べる情報を発信中!

Scratch

プログラミングがさらに簡単に!Scratch 3.0講座 #5

今回は、「scratch 3.0」で機能が変更されたブロックを解説していきたいと思います。



「3.0」になったことで、使用しやすいように機能変更が行われたブロックもあります。

「()度に向ける」

「()度に向ける」の入力欄をクリックすると、
角度を指定するための画面が表示される仕様に変更されました。



この画面では、赤枠内の矢印をクリックしたまま動かすと、
角度を変更することができ、入力欄にその角度が自動で入力されます。

1つの目盛りは[15度]で、[-165~180度]まで設定できます。



「~へ移動する」

「3.0」では「前に出す」が「~へ移動する」に、「()層下げる」が「()層~」に変更されました。



「~へ移動する」は、スプライトの位置を[最前面]と[最背面]から選択できるようになりました。



「()層~」の方も、[手前に出す][奥に下げる]から選択できるようになっています。



「コスチュームの~」

指定用ブロックの「コスチュームの#」は、「コスチュームの~」に変更されました。

以前は[コスチュームの番号(#)]のみ指定できましたが、
「コスチュームの~」では[名前]も指定できるようになっています。



「背景の名前」も「背景の~」に変更され、[名前]の他に[番号]も指定できるようになりました。



「+」「-」「*」「/」、「<」「=」「>」

「2.0」では「+」「-」「*」「/」を右クリックで表示される機能を使用すると、
それぞれの記号に変更することができましたが、「3.0」では削除されています。



「<」「=」「>」にも、他の記号に変更できる機能がありましたが、
現在の時点では使用できないようになっています。



「変数」「リスト」

「変数」「リスト」は仕様に変更が加えられて、
[変数名]と[リスト名]が同じ名前でも作成できるようになっています。



また、「リスト」に「(リスト)のすべてを削除する」ブロックが追加されました。

元々は、「()番目を(リスト)から削除する」の機能の一部として存在していましたが、
専用のブロックとして分割されることになりました。



「ブロックを作る」

「ブロックを作る」は、元々「その他」の機能として「拡張機能」と一緒に入れられていましたが、
「ブロック定義」と「拡張機能」に分割されました。



「ブロック定義」にある「ブロックを作る」をクリックした時の画面も、大きく変わりました。



[オプション]に入れられていた設定項目が常に表示されるようになり、画面やボタンが大きくなりました。

また、[文字列の引数を追加]が削除されて[引数を追加]に統合されています。



次回

今回は、「scratch 3.0」で機能が変更されたブロックの解説をしました。

これらの他にも、翻訳方法の変更によってブロックの名前などが変更されて、使用方法や設定方法が分かりやすくなったブロックもあります。



次回は、「拡張機能」の解説をしていきます。

スポンサーリンク
シェアする

関連記事

専用の機材がなくても使用できる!Scratch 3.0「拡張機能」の使い方 講座 #2

今回は、拡張機能「音楽」の使い方を解説していきたいと思います。 「音楽」は、「scratch 2.0」の[音]にあった一部のブロックが使用できる拡張機能なので、以下の記事も参考にしてみてください。 誰 …

誰でも簡単にプログラミング!Scratch講座 #3

今回からは、スクリプトをカテゴリー別に分けて、解説していきたいと思います。   今回は、スクリプト「動き」について解説していきます。 スクリプトとは スクリプトとは、動作の内容が書かれたブロ …

あの「Scratch」の原点!「Scratch 1.4」講座 #7

今回は、「Scratch 1.4」にある「拡張機能」を解説していきたいと思います。 「Scratch 1.4」には、「対応している拡張機能が他のバージョンより多い」という特徴もあります。 「拡張機能」 …

プログラミングがさらに簡単に!Scratch 3.0講座 #4

今回は、「scratch 3.0」で追加されたブロックを解説していきたいと思います。 「3.0」では、全部で7種類のブロックが追加されました。 「()秒で~に行く」 「()秒で~に行く」は、指定した秒 …

専用の機材がなくても使用できる!Scratch 3.0「拡張機能」の使い方 講座 #5

今回は、拡張機能「翻訳」「Makey Makey」の使い方を解説していきたいと思います。 「Makey Makey」は、機材を使用するタイプの拡張機能ですが、機材を接続していなくても使用できるので、こ …