今回は、拡張機能「翻訳」「Makey Makey」の使い方を解説していきたいと思います。
「Makey Makey」は、機材を使用するタイプの拡張機能ですが、機材を接続していなくても使用できるので、こちらも解説していきます。
拡張機能「翻訳」
拡張機能「翻訳」は、指定した単語や文を翻訳してくれる拡張機能です。
「音声合成」と同じく、[インターネット]に接続する必要があります。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/aee090d7-296c78ea1aa7d69c767a1c08fc1f5755.png)
「~を(言語)で翻訳する」の赤枠内に入力した内容を、青枠内から選択した言語で翻訳します。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/8b66f6fd-654ea21d185c46cbe2894b58f112dcda.png)
翻訳した内容は、他のブロックの入力欄に入れることができます。
例えば、キャラクターが話す内容を他の言語に変更したり、特定のワードを動作条件に指定したりするために使用します。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/b2c1a127-98233c5ca63163e91209f440e4e8c4da.png)
「言語」は、「自分の[scratch]で設定されている言語」を入力欄に入れることができます。
scratchの言語は、[作成画面]の左上にあるボタンなどで設定できます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/b2e5ad96-41789dc082fbeec02c74113dc6d9588e.png)
このブロックの場合は、プレイヤーが設定している言語によって動作内容を変更したい時などに使用します。
また、拡張機能[音声合成]と一緒に使用することで、入力内容を他の言語に翻訳して再生させることもできます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/f189be15-9d2fc6b1d9238df15adfaf3be25ae5bd.png)
拡張機能「Makey Makey」
拡張機能「Makey Makey」は、 [Makey Makey]という電気が通る物をキーボードやコントローラーに変えることができる機材を「scratch」で使用できるようにする拡張機能です。
ただ、この拡張機能にあるブロックは、全てキーボードに関するブロックなので、
機材を接続していない状態でも[scratch]で使用することができます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/fc72be2b-7fe2ccf9b70afe5ff1190d6afb68492a.png)
「~キーが押されたとき」は、押されたキーによって動作内容を変えるブロックです。
ただ、[イベント]にある「~キーが押されたとき」と機能がほとんど同じで、
「設定できるキーの種類が少ない」「動作の前後に[停止する時間]がある」などの欠点があるので、
特別な使い方でもしない限りは、他のブロックを使用した方が良いでしょう。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/ba8a5ab8-57b9d49367e8cd0e8cc1b5dc9266f002.png)
「~が順番に押されたとき」であれば、キーの押された順番を調べることもできます。
[格闘・アクションゲームのコマンド技]や[隠し要素を開くためのコマンド]などを作成する時に、このブロックが便利です。
ただ、このブロックの場合は[キー入力の受付時間が長い]という特徴があります。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2020/03/1131d16b-504ca8fb62ac478300d130be2531f207.png)
まとめ
今回で、「専用の機材がなくても使用できる!Scratch 3.0「拡張機能」の使い方 講座」は最終回になります。
如何でしたか?
「scratch 2.0」では[拡張機能]が3種類しかなく、全て機材の購入が必須となっていましたが、「scratch 3.0」では拡張機能の数が大幅に増えて、機材を用意しなくても使用できる拡張機能も多く追加されました。
ぜひ、scratch 3.0の「拡張機能」を使用して、今まで作成することが難しかった作品や機能を制作してみてください。