今回は、「つくる」「いれる」ブロックを解説していきたいと思います。
ゲームを作成する際には欠かせない重要な機能を持つブロックとなっています。
「つくる」
「つくる」は、ゲーム内に様々な機能を作成するブロックです。
配置したブロックには設定欄があり、クリックするとリストが表示されます。
リスト内にある4種類の機能の中から選択することで、ゲーム内に機能を追加します。
マス目
[マス目]は、画面内に「マス目」を作成する機能です。
選択すると、ブロックに設定欄が追加されます。
[はば]は横のマス目の数を、[高さ]は縦のマス目の数を設定します。
また、下側にある[線]をクリックすると、
「枠線の色」を設定するための画面が表示されます。
実行画面では、以下のように表示されます。
マス目の位置については、上端・左端にある数値で確認することができます。
タイル
[タイル]は、マス目の上に「タイル」を作成する機能です。
マス目が無い時は、実行画面に表示されないので注意しましょう。
設定欄では、タイルの名前・色・位置が設定できます。
また、タイル内に画像や文字を表示することも可能です。
右下にある矢印をクリックすると、追加の設定欄が表示されます。
こちらではサイズ・角度を変更したり、角を丸くしたりできます。
箱
「箱」の中に数値や文字を保存する機能で、
他のツールでは「変数」と呼ばれることが多いです。
箱には、[名前]と[保存する文字]が設定できます。
また、[タイル]と同じように「画像」も設定可能です。
作成した箱の名前・内容は、「実行画面」の下側で確認することができます。
タイマー
指定した数値の分だけカウントダウンを行う機能です。
「名前」と「秒数」が設定でき、
タイマーを作成してから指定した時間だけ経過すると0になります。
「いれる」
「いれる」は、[タイル]・[箱]・[タイマー]に文字や数値を入れるブロックです。
下側にある設定欄で、挿入したい文字や数値を設定します。
文字や数値以外に、画像・色・ランダムな数値(乱数)を入れることも可能です。
また、事前に「つくる」で機能を作成していた場合は、
作成した機能に関する数値も選択できます。
設定した内容は、[タイル]・[箱]・[タイマー]にある
「中身」や「番号」などの項目に入れることができます。
「番号」とは、機能を“同じ名前で複数作成した際”に付けられる数値で、
同じ名前でも判別できるようにするための仕様の1つです。
次回
今回は、「つくる」「いれる」ブロックを解説しました。
座標を[マス目]、変数を[箱]としているように、
プログラムに関する難解な単語が分かりやすい言葉に変更されているので、
言葉の難しさに戸惑うことなく、プログラミングを学習することができます。
次回は、「計算」「くり返す」「もし」ブロックの解説をしていきます。