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WWA Wing

懐かしいゲームが簡単に作れる!WWA Wing作成ツール講座 #2 ツールの機能解説

今回は、WWA Wing作成ツールの機能について解説していきます。

 

少し難しい部分もあるので、無理のない範囲で進めてください。

ゲームデータの作成

WWA Wing作成ツールを起動すると、最初に説明用のゲームデータが開きます。

このゲームデータで制作をすると、説明が消えてしまいます。

そこで説明用のゲームデータとは別に、制作用のゲームデータを作成します。

 

ゲームデータ(DATファイル)

まず、赤枠内の「ファイル」にある「名前を付けて保存」を選択します。

 

すると保存画面が出るので、他のゲームデータ(DATファイル)と被らない名前にして「.dat」を付けて保存すると、ゲームデータが作成されます。

 

これで次回から「ファイル」にある「読み込み」から開けるようになります。

 

起動データ(HTMLファイル)

次にゲームデータを起動するために必要なHTMLファイルを作成します。

 

一番簡単な作成方法は、他のゲームデータに使用されているHTMLファイルをコピーする方法です。ファイル名と中身を少し書き換えるだけで作成できます。

 

中身の書き換え方は、「メモ帳」か「ワードパッド」で開いて、赤枠内を起動したいゲームデータ名に書き換えます。(画像はワードパッドを使用しています。)
HTMLファイルの中身については、「manual」も参考にしてください。

 

なお、今回ブログ用に用意したHTMLファイルの中身は以下の通りです。

<!DOCTYPE html>
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" lang="ja" xml:lang="ja">
<head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" /
    <meta http-equiv="Pragma" content="no-cache" />
    <meta http-equiv="Cache-Control" content="no-cache" />
    <meta http-equiv="Expires" content="0" />
    <title>World Wide Adventure Wing</title>
    <link rel="stylesheet" href="style.css" type="text/css" />

    <!--  WWA requirements-->
    <link rel="stylesheet" href="wwa.css" type="text/css" />
    <script src="audio/audio.min.js"></script>
    <script src="wwa.js"></script>
    <!-- /WWA requirements -->

</head>
<body>
    <div id="wrapper">
        <!-- WWA -->
        <div id="wwa-wrapper" class="wwa-size-box"
             data-wwa-mapdata="caves01.dat"
             data-wwa-loader="wwaload.js"
             data-wwa-urlgate-enable="true"
             data-wwa-title-img="cover.gif">
        </div>
        <!-- /WWA -->
    </div>
    <footer id="copyright">
        <p> Internet RPG &quot;<a href="http://www.wwajp.com" class="wwa-copyright">World Wide Adventure</a>&quot; &copy;1996-2015 NAO</p>
        <p> &quot;<a href="http://wwawing.com/" class="wwa-copyright">WWA Wing</a>&quot; &copy;2013-2015 WWA Wing Team</p>
    </footer>
</body>
</html>

 

ツール機能の解説

WWA Wing作成ツールの機能について解説していきます。

なお、今バージョンでは「ファイル」にある「マップデータをブラウザで見る」は、使用できませんので気を付けてください。

マップ画面

ゲームマップを作成する画面です。

 

画面を左クリックでパーツの配置、配置されているパーツを右クリックでパーツの編集ができます。

左上にはマウスがある場所のXY座標が表示され、その右にあるボタンで編集方法の変更ができます。

 

物体・背景パーツ選択

マップ画面に配置するパーツを選択するウインドウです。

パーツとはマップを作成するための素材で、マップの背景になる「背景パーツ」とマップ上の物体になる「物体パーツ」に分かれています。

 

左クリックで選択、左ダブルクリックか右クリックでパーツの編集、「選択パーツ 消去」でパーツ自体を消去します。

パーツには「番号」が付けられてあり、ウインドウの左下に表示されています。

 

0番は削除用のパーツで、配置すると配置した場所のパーツが削除されます。

 

パーツの編集

パーツを編集するためのウインドウです。

黒枠内で種類の変更、左上の画像を左クリックで画像変更、他の編集項目は種類によって変わります。
パーツの種類については次回の記事で解説します。

 

クイックビュー

選択されたパーツの編集内容を簡易的に表示するウインドウです。

 

新規作成

ゲームをはじめから作り直します。

「ファイル」の「新規作成」から使用できます。

 

画面がほぼ真っ黒になりますが、パーツが設定されてないからなので安心してください。

 

基本設定の編集

ゲームの基本的な設定を編集するためのウインドウです。

「編集」にある「基本設定の編集」で開きます。

 

名前や使用する画像ファイル、初期ステータスなどの設定ができます。

 

境界線の表示切替

マップ画面に表示されている境界線の有無を切り替えます。

「表示」の「境界線の表示切替」で切り替えます。

 

赤い線がゲーム画面、青い線がパーツの境界線になります。(画像は境界線無し)

 

次回

今回の解説はここまでになります。

説明用のゲームデータにも解説があるので、参考にしてください。

 

次回は、物体パーツについて解説していきたいと思います。

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