今回は、追加された「マクロ文」について解説していきたいと思います。
最新版では、新たに追加された機能に関するマクロ文や
「Java版WWA」の動作を再現するためのマクロ文などが追加されています。
「マクロ文」
「WWA Wing」には、[V3.5.4]までに3種類のマクロ文が追加されました。
中には、旧バージョンから復活したマクロ文もあります。
[$effitem] | [$gamepad_button] | [$oldmove] |
[$effitem]
まず、Java版WWAにあった[$effitem]がWWA Wingでも使用できるようになりました。
[$effitem]に「0」を設定すると、
「アイテムを入手した時」「ステータスが変化した時」のアニメーションが非表示になります。
[$gamepad_button]
[$gamepad_button]は、「ゲームパッド」のボタンに「アイテムボックス」内のボックスを割り当てるマクロ文です。
「$gamepad_button=(割り当てるボタンの番号) , (アイテムボックスの位置を示す番号)」
のように入力して、ゲームパッドのボタンにボックスを割り当てます。
「アイテムボックスの位置を示す番号」は、画像のように設定されています。
例えば、[$gamepad_button=6,3]と設定すると、
ゲームパッドにある「6」のボタンで、赤枠内のアイテムボックスが操作できます。
ただし、[$gamepad_button]の設定はデフォルトの設定を上書きするので、
そのボタンに割り当てられていた操作が使用できなくなることに注意しましょう。
ボタンの割り当てを解除したい時は、(アイテムボックスの位置を示す番号)に「0」を設定します。
[$oldmove]
[$oldmove]は、「プレイヤー追尾」「逃げる」の移動方法の精度を変更するマクロ文です。
[$oldmove=1]で旧バージョンのように移動精度が悪くなり、
[$oldmove=0]で現バージョンの移動精度が良い状態になります。
実は「WWA」の旧バージョンと最新バージョンでは、「プレイヤー追尾」「逃げる」の移動方法が大きく異なっています。
[Java版 WWA v3.02c]より前の場合は「プレイヤー追尾」でも逃げ切れたり、「逃げる」でも捕まえたりできたのですが、アップデートにより移動精度が向上して、逃げたり捕まえたりすることが難しくなりました。
そこで、移動精度を変更して「旧バージョンのWWAを再現して遊びたい」「場面に応じて移動方法を選択したい」という人のために、[$oldmove]というマクロ文が追加されました。
次回
今回は、追加された「マクロ文」を解説しました。
「WWA Wing」では、新たな機能を追加するアップデートの他に、
評判の良かった「Java版WWA」の動作を再現するためのアップデートも行われています。
次回は、追加された「属性」を解説していきます。