今回は、「変数」に関する[マクロ文]パート1を解説していきたいと思います。
「変数」機能の実装に合わせて、「変数」に関するマクロ文が25種類も追加されたので、
ここでは[パート1]と[パート2]に記事を分割して解説していきます。
「変数の操作」
「$var_set_val」は、指定した番号の変数に数値を入れるマクロ文です。
例えば、[$var_set_val=0,100]と入力した場合、「0番」の変数に[100]の値を設定できます。
もしくは「$var_set」を使用して、他の変数の値をコピーする方法もあります。
「$var_set_rand」は、変数にランダムな数値を設定するマクロ文です。
1つ目の数値で[変数番号]を入力した後、2つ目の数値を入力すれば、
0より上、[2つ目の数値]より下の数値をランダムに選択して変数の値に入れます。
3つ目の数値を入力すると、ランダム選択の下限が設定できます。
「$show_str」を使用すれば、ゲーム内のメッセージに変数の値を表示することができます。
マクロ文の後の文章に[変数番号]を入力して「,」で区切ると、入力した変数の値が表示されます。
また、「$var_map」に[変数番号]・[X座標]・[Y座標]を設定して、
変数番号と同じ番号の物体パーツを指定座標に出現させることもできます。
背景パーツを出現させたい場合は、最後に「,1」を追加します。
「四則計算」
設定した変数の値を使用して、四則計算を行うこともできます。
例えば「$var_add=0,1」と入力すると、
「0番」の変数の値に「1番」の変数の値を[足し算]することができます。
計算した後の答えは、1つ目の変数である「0番」の値になります。
その他の変数で計算するマクロ文については、以下のようになっています。
「$var_add」 | 「足し算」 | |
「$var_sub」 | 「引き算」 | |
「$var_mul」 | 「掛け算」 | |
「$var_div」 | 「割り算」の[答え] | |
「$var_mod」 | 「割り算」の[余り] |
本来、割り算は「0」で割れないですが、
WWA Wingでは[0]で割ると[答え]や[余り]が「0」になる仕様となっています。
次回
今回は、「変数の操作」「四則計算」に関する[マクロ文]の解説をしました。
「ユーザ変数」は、慣れないと扱い方が難しい機能なので、
最初は[変数に値を入れる]や[変数同士で計算する]などの簡単で分かりやすい操作から始めてみると良いでしょう。
次回は、「変数」に関する[マクロ文]パート2の解説をしていきます。