今回は、「ゲーム作成ツール」に追加・変更された機能を解説していきたいと思います。
主に「テストプレイの方法」「マニュアルの内容」「ファイルの仕様」などが変更されています。
テストプレイ
作成したゲームの[テストプレイ]を行う際、
旧バージョンでは「WWA Debugger」を使用してゲームファイルを開いていました。
しかし、その後の更新によってWWA Debuggerが廃止されて、
代わりに「wwa-server」を使用してテストプレイすることになりました。
「wwa-server」を開くと、このような画面が表示されます。
画面には、wwa-serverの説明や使用方法が表示されています。
「wwa-server」を開いた後、Google Chromeなどのブラウザの[URL欄]に「http://localhost:3000/[***].html」と入力します。
[***]には、起動したいWWAの「.html」ファイル名を入力します。
読み込みの後、下の画像のようなゲーム画面が表示されたら、WWAの起動は成功です。
ファイルの仕様
「V3.5.4」までに様々な更新を行ったことで、
ファイルの仕様やマニュアル(説明書)の内容も変更されています。
旧バージョンでも、CSSファイルを[style.css]から「wwa.css」に変更していましたが、
最新バージョンでは[wwaload.js]と[data-wwa-loader属性]が廃止されて「wwa.js」に統合されました。
旧バージョンから「V3.4.1」以降へアップデートした場合は、
残った[wwaload.js][data-wwa-loader属性]を削除、または放置しても問題ありません。
また、BGM・効果音などの再生に「WebAudio」を使用するようになったので、
WWAを自分のページに配置する時に「AudioJS」を設置する必要がなくなりました。
このことにより、スマートフォンからWWAをプレイしても音が再生されるようになった他、
ページ内に音声ファイルが存在しない場合でもWWAを開始できます。
ページ内に音声ファイルが存在しない場合は、
[開発者ツール]を開くことで足りていないサウンド番号を調べることもできます。
次回
今回は、「ゲーム制作ツール」に追加・変更された機能を解説しました。
テストプレイ用ファイルが[WWA Debugger]から「wwa-server」に変更されたことによって、
修正後の再プレイ・起動するWWAの変更などが簡単にできるようになり、
これまでよりもバグや不具合の修正がしやすくなります。
次回は、追加された「マクロ文」の解説をしていきます。