今回は、マクロ文について解説していきます。
マクロ文の一覧表もありますので、参考にしてください。
マクロ文とは
マクロ文とは、「表示メッセージ」に記述することで特殊設定ができるようになる文です。
マクロ文を使用することで、複数イベントの同時出現やゲーム中の設定変更など、通常の機能では難しい設定が簡単にできるようになります。
バージョン3.10時点でのマクロ文の数は、全部で22あります。
以下がマクロ文の一覧表になります。
マクロ文 | 使用効果 | 備考 |
$ | プレーヤーからは見えないコメント | $のある行だけ効果有り。 <p>、<c>以外のマクロ文にも効果有り。 |
<p> | 改ページ | |
<c> | プレーヤーからは見えないコメント | <c>より下、全文に効果有り。 |
parts=(元のパーツ番号) ,(置き換えるパーツ番号) | マップ内にあるパーツの置き換え | 背景パーツなら「,1」を追記。 |
map=(パーツ番号),(マップのx座標),(y座標) | 指定位置にパーツを出現 | 背景パーツなら「,1」を追記。 |
move=(歩行回数) | 動き回る物体パーツの移動 | |
dirmap=(パーツ番号),(マス数) | 向きを基準にパーツを出現 | 背景パーツなら「,1」を追記。 (マス数)はマイナスも可。 |
delplayer=1 | プレーヤー画像の非表示 | =0で再表示。 |
status=(ステータスの種類),(数値) | ステータスの変更 |
(ステータスの種類)は、 |
imgplayer=(画像ファイルのx座標),(y座標) | プレーヤー画像の変更 | 座標はパーツ単位。 |
hpmax=(数値) | 最大生命力の変更 | |
save=1 | セーブの禁止 | =0で再許可。 |
item=(ボックス番号),(パーツ番号) | アイテムボックスに格納 | (ボックス番号)が0の場合は空きスペースに格納される。 |
imgyesno=(画像ファイルのx座標),(y座標) | YES、NO画像の変更 | |
imgframe=(ステータスの種類),(画像ファイルのx座標),(y座標) | ステータス画面の枠画像の変更 | |
imgbom=(画像ファイルのx座標),(y座標) | 攻撃画像の変更 | |
gameover=(マップのx座標),(y座標) | ゲームオーバー座標の変更 | |
default=1 | 「プレーヤーと物体パーツは重ならない」設定の無効 | =0で再許可。 |
color=(変更するもの),(赤の強さ),(緑の強さ),(青の強さ) | 色の変更 |
(変更するもの)は、 |
effect=(待ち時間),(画像ファイルのx座標),(y座標) | 画面全体に特殊効果 | =0で停止。 |
face=(マップのx座標),(y座標),(画像ファイルのx座標),(y座標),(x幅),(y幅) | (マップのx,y座標)はドット単位。
(画像ファイルのx,y座標)と(x,y幅)はパーツ単位。 |
|
oldmap=1 | 背景番号0の通行許可 | 旧バージョンとの互換用。 |
次回
今回の解説はここまでになります。
マクロ文は便利な機能ですが、書き間違いなどには気を付ける必要があります。
次回はイベントの作成について解説したいと思います。