今回は、[見た目を変える属性]を解説していきたいと思います。
アイテムを中心に作成していく当アプリでは、その見た目を変更する属性も用意されています。
拡大・縮小
「拡大」は、選択したアイテムを大きくする属性です。
この属性を追加すると、このような選択画面が表示され、
他のアイテムをタップすることで大きくする対象を選択します。
ただし、「拡大」があるアイテム自体は拡大の対象に選べないので注意しましょう。
対象アイテムを全て外した状態で、設定を完了すると「拡大」が削除されます。
選択した状態で、「拡大」が付与されたアイテムをタップ・長押しすると、
対象になったアイテムが大きくなります。
「拡大」が起動するたびに対象アイテムは大きくなる他、
複数の「拡大」が起動すれば、その分だけ拡大スピードが速くなります。
また、「タッチ移動無効」を付与されたアイテムの大きさも変更できるので、
敵・アイテム・UIなどのサイズを変えたい時に便利です。
逆に、対象アイテムを小さくしたい場合は「縮小」を使用します。
反転
「反転」は、対象アイテムを左右反転させる属性です。
対象の選択方法は「拡大」と同じで、
付与されたアイテムをタップするたびに対象の画像を左右反転させます。
画像だけでなく[当たり判定]も反転するので、
「押すたびに道が切り替わるスイッチ」などのギミックも作成できます。
コピー
対象アイテムのクローンを作成する属性です。
こちらも「拡大」と同じ方法で、対象の選択ができます。
起動すると、付与されていた属性も全てコピーした状態で、
対象アイテムの初期位置に複成されます。
ただし仕様上、シーン内のアイテム数の上限に達していると、
複成できないようになっています。
また、状況によっては複雑なアイテム同士が重なり合って、
不具合の原因になる可能性もあるため、使い方には気を付けましょう。
変身
対象アイテムの画像を変更する属性です。
対象の選択は「拡大」と同じ方法で行います。
起動すると、付与されたアイテムの画像を対象アイテムにコピーします。
画像が変更されると「当たり判定」も変わりますが、
[属性・大きさ・角度]などは元のままとなっています。
また、付与されたアイテムの「現在の画像」を参照しているので、
他のアイテムの属性によって画像を変えられた場合は、
その状態の画像を対象アイテムにコピーします。
リセット
対象アイテムを[シーン開始時の状態]に戻します。
こちらも、対象の選択は「拡大」と同じ方法で行います。
他の属性によって設定を変更されたり、画面外に移動して削除されたりしたアイテムを
元の状態に戻すことができます。
また、特定の行動を正確に繰り返したい場合にも利用でき、
「移動」「ループ」だけでは難しいルートでも簡単に作成可能です。
次回
今回は、[見た目を変える属性]を解説しました。
見た目や状態を変更する属性を上手く利用すれば、
新しいアイテムを追加しないで、
既にあるアイテムや属性を使い回して制作することも可能です。
次回は、[動作方法に関する属性]の解説をしていきます。