今回は、[動作方法に関する属性]を解説していきたいと思います。
通常の動作とは異なる特殊な動作方法をアイテムに設定することができます。
接触
「接触」は、アイテム同士が衝突した時に「属性」を起動させる属性です。
追加すると、前回の記事で紹介した「拡大」のように、
他のアイテムをタップすることで、対象アイテムが選択できます。
選択した後、「接触を付与されたアイテム」が対象アイテムに触れると、
「対象アイテム」の属性が開始されます。
「接触時にイベントを開始する」ギミックは使用する機会が多いので、
汎用性が高い属性となっています。
連鎖(すべて) 連鎖(どれか)
「連鎖(すべて)」は、[全ての対象アイテム]の属性を起動する属性です。
対象の選択は、「接触」と同じ方法で行います。
複数の対象を選択した状態で、付与されたアイテムをタップ・長押しすると、
選択したアイテムの全ての属性が開始されます。
複数の属性を持つアイテムを遠隔操作したい場合は、この属性を利用すると良いでしょう。
似たような名前の属性に「連鎖(どれか)」があります。
こちらは、複数の対象アイテムの中からランダムに1つを選択して、
選択したアイテムの属性だけ起動する属性です。
フラグ
「フラグ」は、他のアイテムが「条件」を満たした時に属性を起動します。
他の制作ツールで言う、[スイッチ]や[true・false]に似た機能です。
対象の選択は「接触」と同じですが、その際に「フラグ」を設定することができます。
[フラグ設定画面]には9つのマスがあり、それぞれのマスに[ON・OFF]を設定することによって、
「動作を開始するためのフラグの状態」を指定します。
その後、設定した[フラグの状態]で、全ての対象アイテムが「条件」に達すると、
「付与されたアイテムの属性」が動作を開始します。
条件は、「アイテムがタップされた時」「シーン外に消えた時」などに満たされます。
一度条件が満たされると、
付与されたアイテムに「リセット」か「消滅」を行うまで動作を続けます。
テストプレイ中に「停止」ボタンをスライドしてから右側のアイコンを選択すると、
[フラグ確認画面]が表示されてフラグの状態が確認できます。
「ワーク作成画面」で開いた場合は、フラグのON・OFFを変更することもできます。
ワークフラグチェンジ
フラグに関する属性には、「ワークフラグチェンジ」もあります。
こちらは、アイテムをタップした時にフラグのON・OFFが切り替えられる属性です。
「ON」「OFF」「切り替え」などの操作ができ、
この方法で「条件」を満たした時でも、属性を起動することができます。
また、他の属性と違い、
操作の内容が別のシーンへ移動しても反映される仕様になっています。
次回
今回は、[動作方法に関する属性]を解説しました。
特殊な動作方法によって、上手く利用すれば便利な属性ですが、
ゲーム内容が把握しきれなくなる危険性もあるので、
慣れていない方は簡単な作品作りから始めることをオススメします。
次回は、[アイテムを操作する属性]の解説をしていきます。