前回の[パート1]では、
「ゲーム作成にオススメのビジュアルプログラミング言語」を紹介しました。
その記事では、有名で機能が分かりやすい言語をメインに紹介しましたが、
中には特殊な機能を持つ言語も存在しています。
そこで、今回は「特殊なビジュアルプログラミング言語」を紹介していきたいと思います!
VISCUIT(ビスケット)
「VISCUIT」は、”原田ハカセ”氏が開発したビジュアルプログラミング言語です。
PC用の[ブラウザ版]とスマホ用の[アプリ版]があります。
「メガネ」と呼ばれる独自の機能が用意されており、
[左側のレンズ]に表示されている内容が作品内にある場合に、
その内容を[右側のレンズ]の内容に変換することができます。
プログラム用語でいう「書き換えルール」を分かりやすく表現した機能となっています。
難しい計算を使用せずに動作を設定できるので、
数字に弱い子供や入門者にオススメのビジュアルプログラミング言語です。
Kids Script(キッズスクリプト)
「KidsScript」は、[JavaScript]のコマンドを”ブロック”として利用できるアプリです。
他と比べて、「ブロックの表示内容」と「実際のソースコード」が似ているので、
パズルのような感覚でJavaScriptについて学ぶことができます。
また、物体同士の衝突を調べたり、
物体を動かしたりするコマンドが豊富なことも特徴の1つです。
こちらもブラウザ版・アプリ版があり、「Bluetooth通信」を使用することで、
複数の端末を組み合わせたプログラムも作成できます。
タイルズ(TILES)
プログラミングの学習用として開発された言語です。
基本的な機能はブロック型とほとんど同じですが、
用意されているブロックの種類が6つだけとなっています。
ブロックの種類は少ないですが、複雑なプログラムも作成でき、
「アクション」や「落ち物パズル」などのチュートリアルも用意されています。
また、実行時のゲームスピードを変更する機能もあるので、
「プログラムがどのように動いているか」をじっくり観察することもできます。
Springin’(スプリンギン)
“株式会社しくみデザイン”が配信している、スマホ用のプログラミングアプリです。
自分で描いたイラストに、様々な種類の「アイコン(属性)」を追加することで、
プログラムの動作内容や起動条件などを設定していきます。
アプリ独自のシステムですが、チュートリアルが親切で分かりやすいので、
あまり抵抗なく始めることができます。
必要最低限の文字しか使用されていないこともあり、
文字が読めない幼児にもオススメのプログラミングアプリです。
Blockly(ブロックリー)
「Blockly」は、“Google”が開発したブロック型ビジュアルプログラミング言語です。
普通に使用する場合は、他のブロック型と変わりませんが、
[ライブラリ]を利用することで「オリジナルのブロック」も簡単に制作できます。
ただし、ブロックの制作は通常のプログラミングで行うので、
プログラムの世界に慣れてから利用した方が良いでしょう。
まとめ
今回は、「特殊なビジュアルプログラミング言語」を紹介しました。
通常のプログラミング言語より簡単で、ゲーム制作ソフトより自由度が高いので、
数あるゲーム作成方法の1つとして利用してみても良いかもしれません。