仮想空間内での体験を楽しむ「メタバース」では、
“ゲームを現実世界と同じ感覚で楽しむ場”としても利用されています。
有名どころの「cluster」「VRChat」などでは[Unity]を使用してゲームを作成しますが、
中には専用のゲーム制作ツールを用意しているところもあります。
そこで、今回は「オススメのメタバース用ゲーム制作ツール」を紹介していきたいと思います!
Roblox Studio(ロブロックス スタジオ)
全世界1億人以上が利用しているゲーミングプラットフォーム
「Roblox」に対応した無料の3Dゲーム制作ツールです。
[レゴブロック風]の3Dキャラクターが特徴で、
1人用から100人同時に遊べるゲームまで公開されています。
複雑なゲームの場合は、プログラミング言語「Luau(ルアウ)」の知識が必要になりますが、
単純なゲームであれば、プログラミング不要で作成することができます。
最近では、VRヘッドセット「MetaQuest2」に対応し始めるなど、
今後の更新にも期待できるメタバースとなっています。
The SandBox GameMaker(サンドボックス ゲームメーカー)
「The SandBox」に対応したプログラミング不要のゲーム作成ツールです。
仮想空間上にある「LAND」の中に、
[マインクラフト]のようなマップやアバターが四角いブロックで構成された世界があり、
この中で自分のゲームを公開することになります。
ツール上にあるマップに[ブロック]や[アセット]を配置して、
アセットにある「ステータス」「行動パターン」などの項目を設定するだけで、
無料で簡単にゲームが制作できます。
また、「VoxEdit」というブロック・アセットを自作できるツールもあり、
初心者でも扱いやすいメタバースとなっています。
Maker Pen(メーカーペン)
「RecRoom」(レックルーム)内でゲームなどのコンテンツを作成するための機能です。
グラフィックはシンプルですが、他のユーザーとの交流に力を入れており、
英語や会話が苦手な方でも交流が楽しめるようになっています。
[Maker Pen]というユーザーが使用できるツールがあり、
ゲーム内から「オブジェクトの作成」や「プログラミング」を行うことができます。
素材の用意・ゲーム作成・公開などが
プラットフォーム内で完結する仕様となっています。
STYLY Studio(スタイリー スタジオ)
「STYLY」に対応したゲーム・コンテンツが無料で制作できるツールです。
仮想空間と現実世界を融合した「AR」「MR」機能があり、
主要な都市で対応のスマホ・機器を使用することで、その都市固有のコンテンツが体験できます。
制作ツールはWebブラウザ上で利用でき、
用意されている「アセット」を配置してシーンを作成していきます。
機能が分かりやすくUIもシンプルなので、
初心者でも比較的簡単にXRコンテンツ・ゲームが作成できます。
作成した後は、「STYLY Gallery」でゲームを公開・配信することができます。
まとめ
今回は、「オススメのメタバース用ゲーム制作ツール」を紹介しました。
この記事では4つだけ紹介しましたが、
メタバース自体が急速に進化しているコンテンツなので、
これから先も新たなプラットフォームが開発され続けることでしょう。