今回は、「オブジェクト」を解説していきたいと思います。
[無料版]でも、ゲーム作成に便利なオブジェクトが一通り用意されています。
主な「オブジェクト」の種類
「インディゲームクリエイター」の[無料版]には、23種類のオブジェクトがあります。
この記事では、主要なオブジェクトをいくつか紹介していきます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/50cfff8c-f1939c924ce6452210719cd6d19a6132.png)
アクティブ
[アクティブ]は、画像・アニメーションを表示するオブジェクトです。
主人公や敵キャラクターなど、ゲーム内の物体は基本的に[アクティブ]を使用して作成します。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/2ff6f332-7b2b6979eed7b1abfc1686e12a51a682.png)
オブジェクトを右クリックして「編集」を選択すると、[ピクチャエディタ]が表示されます。
この画面で、オブジェクトの画像やアニメーションを設定します。
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また、[アクティブ]を選択すると、[プロパティ]に専用の設定項目が表示されます。
例えば、左から3番目の「動作」では、[動作方法の種類]が選択でき、
動作方法に応じて、[移動速度]や[操作キー]などの設定が行えます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/0ef02a29-ae31ace6db48a1fa899549d9287807a8.png)
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/405b7fc6-2a662a58a04acc381fadece3bd8c37b0.png)
ライフ
主人公や敵キャラクターに「体力」を設定したい場合は、[ライフ]を使用します。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/bcc8ca52-7e43f9f2ff9bee420da671640446f81c.png)
作成すると、「初期ライフ」の数だけハートの画像が並んで表示されます。
「初期ライフ」は、「アプリケーション」の[プロパティ]にある[ランタイムオプション]で変更できます。
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ライフの画像は[ピクチャエディタ]で変更でき、
キャラクター画像を表示したり、図形にして疑似ゲージ状にしたりできます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/f6be7c61-919f7ce7fb22f1fdf710e8745ff46fbd.png)
[ライフ]のプロパティでは、対応するプレイヤー・ライフの表示方法などが設定できます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/eef00748-87609cef460d52bfab618713d0728ce6.png)
背景
[背景]を使用すると、ゲーム画面に背景画像を表示できます。
背景画像は、[ピクチャエディタ]で変更できます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/5d0fd6c1-c2cdbbf20f0c5b318135f5bbc5c80a46.png)
作成した背景には、「当たり判定」を設定することができ、
通常の「障害物」の他に、「下から通り抜けられる障害物」や「はしご」も選択できます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/bce438d7-c3b5691f447636e0b61f1778db10bd6a.png)
また、[クイック背景]というオブジェクトもあります。
こちらは複雑な設定ができない代わりに、「グラデーションの設定」「図形の変更」が簡単に行えます。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/ac9141a4-e09dbcd04aae660f646ecbbf88d5bacf.png)
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/8fcfe784-086f9387884f0bacb594cfab3884c7be.png)
物理制御
「インディゲームクリエイター」は、
無料で「物理演算機能」を利用できる数少ないゲーム制作ツールです。
フレーム内に[物理制御エンジン]を配置すると、
オブジェクトに「物理動作」が設定できるようになります。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/82d086f9-2d0db32b292ba0a3c573f24ef760d2dc.png)
[アクティブ]などのオブジェクトには、「物理動作」という動作方法があります。
この動作方法を選択することで、オブジェクトに物理機能を設定できるようになります。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/dcca3400-a03aca482f286b26b3122f5745394b5b.png)
また、物理機能を適用するオブジェクトには、「ホットスポット」を追加する必要があります。
「ピクチャエディタ」にある[ホットスポットを表示]を選択した後、
赤枠内にあるボタンをクリックすると、画像にホットスポットが設定されます。
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オブジェクトに物理機能を設定した後、
[物理制御エンジン]のプロパティで「重力の強さ」などを設定すれば、物理機能の設定は完了です。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/7ce1fe5f-b043fef6f4d68c4f8c16fc22f4007259.png)
ただし、地面や他のオブジェクトと接触するためには、
[イベントエディタ]で「イベント」を設定する必要があります。
![](https://game-sakusei.com/wp-content/uploads/2022/05/228a3d21-fe16be60ee952b64147dfaecb6db5eb5.png)
次回
今回は、「オブジェクト」の解説をしました。
この記事で紹介したオブジェクト以外にも、
ゲーム作成に便利なオブジェクトが用意されているので、ぜひ使用してみてください。
次回は、[イベントエディタ]の解説をしていきます。