今回から、「Roblox」用のゲーム制作ツールである「Roblox Studio」について解説していきたいと思います。
最初の記事では、「Roblox」と「Roblox Studio」の紹介をしていきます。
「Roblox」とは
そもそも「Roblox」とは、
[Roblox]社が2006年に公開したオンラインゲーミングプラットフォームです。
全世界で大人気のツールで、現在の時点で1億5000万人以上のユーザーが利用しています。
「Roblox」には、様々な種類の3Dゲームが公開されていて、
他の人と一緒にオンラインプレイすることができます。
1人用のゲームもあれば、100人もの人々と同時に遊べるゲームもあります。
最大の特徴は、プレイヤーが操作するアバターが“レゴブロック風”になっていることで、
少しユルさを感じるかもしれませんが、
この仕様のおかげで他の3Dゲームと比べて動作が軽くなっています。
また、「他のユーザーとの交流」も盛んに行われており、
ゲームだけでなく、[オンライン学習]や[経済活動]の場としても利用されています。
このことから、「メタバース」(インターネット上の仮想現実)に分類されることもあります。
通常のオンラインゲームの場合、不適切なゲーム・チャットが表示されることも多いです。
ですが、Robloxでは安全性を確保するための取り組みが行われているので、
ユーザーの保護者からも良い評判を得ています。
「Roblox Studio」
「Roblox」内のゲームは、700万人以上の個人や企業のユーザーによって制作されています。
その際に必要になるゲーム制作ツールが「Roblox Studio」です。
無料で使用できるゲーム制作ツールで、複雑なゲームの場合は“プログラミング”が必要ですが、
簡単なゲームであれば、初心者でも簡単に制作できます。
アクション・ノベル・RPGなどのジャンルが作成でき、制作したゲームはRobloxで公開できます。
特に「3Dマップの作成」は、他の作成ツールと比較しても、
簡単で直感的に操作できるようになっています。
また、1つのゲームを複数人のチームで制作することもできます。
他の作成ツールでありがちな、機能の制限や利用方法の制約などもほとんどありません。
次回
今回は、「Roblox」と「Roblox Studio」を紹介しました。
まだまだ日本での知名度は低い「Roblox」ですが、
“ゲーム実況者”や“Vtuber (ブイチューバー)”が実況しているゲームなどもあり、
密かに知名度を上げているプラットホームです。
次回は、「Robloxの使用方法」の解説をしていきます。