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専用の機材がなくても使用できる!Scratch 3.0「拡張機能」の使い方 講座 #2

今回は、拡張機能「音楽」の使い方を解説していきたいと思います。



「音楽」は、「scratch 2.0」の[音]にあった一部のブロックが使用できる拡張機能なので、
以下の記事も参考にしてみてください。

拡張機能「音楽」

拡張機能「音楽」は、特定の[楽器]や[ドラム]の音を再生する拡張機能です。



拡張機能「音楽」では、「~のドラムを()拍鳴らす」で選択した[ドラム]の音を鳴らしたり、
「楽器を~にする」で選択した[楽器]の音を「()の音符を()拍鳴らす」で設定した音階で鳴らしたりできます。



これらのブロックと、指定された拍数だけ次の音の再生を停止できる「()拍休む」を使用することで、自分で音楽を作成することができます。

「scratch」では、[演奏]や[リズムゲーム]をテーマにした作品も多く制作されています。



次の音までの拍数を「()拍休む」ではなく、「~のドラムを()拍鳴らす」「()の音符を()拍鳴らす」で設定することもできます。

「~のドラムを()拍鳴らす」「()の音符を()拍鳴らす」で再生する音の拍数を長めに設定すると、
音が再生された後、残りの拍数分だけ無音になります。



[演奏]や[リズムゲーム]以外では、RPGやアクションゲームなどの「BGMや効果音の作成」にも、
これらのブロックが使用できます。

例えば、「~のドラムを()拍鳴らす」にある楽器[手拍子]を使用することで、
大勢の人が拍手する演出の作成ができます。



また、ドラムや楽器は[数値]でも選択することもできるので、
楽器を順番に変更したり、ランダムに変更して再生したりできます。



ちなみに「()拍休む」は、「音楽」以外のブロックと一緒に使用することもできます。

[テンポ]の設定を変更していなければ、「1拍=1秒」となります。



[テンポ]の変更

[テンポ](BPM)を変更したい場合は、「テンポを()ずつ変える」「テンポを()BPMにする」を使用します。


[テンポ]とは「拍の長さ」のことで、
「scratch 3.0」では[BPM](1分間あたりの拍数)という単位が使用されています。

テンポの初期値は[60]となっていて、[20~500]まで設定できます。



[テンポ]の数値を増やすと音が速くなり、数値を減らすと遅くなります。

なので、演奏スピードを変更したい・ゲーム画面を早送りさせたい・スローモーション演出を作成したい、などの場合にテンポを変更すると便利です。



「テンポ」は、現在のテンポの数値を入力欄に指定するブロックなので、
テンポによって動作を変更したい時に使用します。

下の図のように、[テンポ]の数値に合わせてスプライトの移動速度などを変更することができます。



次回

今回は、拡張機能「音楽」の使用方法を解説しました。

「Scratch」には、「音」や「音楽」にあるブロックを使用した[演奏]や[リズムゲーム]がテーマの作品もありますが、公開する場合は使用する曲の「著作権」などに気を付ける必要があります。



次回は、拡張機能「ペン」の使用方法を解説します。

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