今回は、「エリア」「オーダー」の解説をしていきたいと思います。
あまり見慣れない名前の機能もありますが、機能自体は簡単で扱いやすいものとなっています。
「エリア」
「エリア」はワールドマップ上に配置できる、ゲームでよくある村や街などの[拠点]に似た機能で、アイテムの売買・情報収集・クエストの受諾などができます。
[デザインツール]でエリアを選択してから「エリア編集」をクリックすると、
「エリア編集画面」が開きます。
「プロジェクト」の[データリスト]か、
「世界」のサブメニューの「冒険」にある[エリア]をクリックして開くこともできます。
「エリア編集画面」では、左上にある[エリア一覧]の中から選択したエリアの内容が表示されます。
左下にある「概要」で、エリアの名前・画像・敵の出現率などを設定します。
また、エリア内に「ショップ」を最大4軒まで作成することができます。
「ショップ」では、赤枠内にある[販売品目タイプ]で設定した種類のアイテムが販売できます。
右側の[クエスト斡旋所]では、「クエスト」を取り扱うコマンドを作成することができます。
[斡旋所の概要]でメッセージやコマンド名などの、[取扱クエスト]で挑戦できるクエストの設定ができます。
「オーダー」
「オーダー」は、他のゲーム制作ソフトでいう[イベント]に近い機能です。
「プロジェクト」の[データリスト]か、
「世界」サブメニューの「冒険」にある[オーダー]をクリックすると編集画面が開きます。
オーダーを使用することで、ゲーム中に主人公のステータス・持ち物などを変更したり、
ゲーム画面にメッセージや画像を表示したりできます。
画面左上にある一覧の中から、表示させたいオーダーを選択します。
画面左下では、ステータス・持ち物・エリア設定などのゲーム内データを変更させることができます。
右側では、ゲーム画面にメッセージや画像を表示させることができます。
[動的処理タイプ]で選択した種類によって、ゲーム画面に表示できる内容が変化します。
また、[オープニング]や[エンディング]を作成する時にもオーダーを使用すると便利です。
「世界」サブメニューの「作品」にある[オープニング]で指定したオーダーが、ゲーム開始時のオープニングとして実行されます。
[動的処理タイプ]を[字幕シーン]にしている場合、そのオーダーは「字幕シーン」として扱われ、
「世界」サブメニューの「冒険」にある[字幕シーン]から設定を確認・変更できるようになります。
次回
今回は、「エリア」「オーダー」の設定方法を解説しました。
「エリア」には戦闘準備やストーリーの進行を行うだけでなく、
「次はどこに行けばいいのか」「どこで敵が現れるのか」を分かりやすく示す役割もあります。
「オーダー」も他の機能と組み合わせることで、様々な内容のイベントを作成できるようになります。
次回は、メインメニューにある「キャラクター」の解説をしていきます。