今回は、森マップを作成していきたいと思います。
最初のダンジョンになるので、難しくなり過ぎないように作成していきます。
マップの作成
まずは、マップを作成していきます。
森マップは、マップを2つに分割して作成します。
基本設定は、以下のように設定します。(以降、森1・森2と呼びます。)
今回は、「マップ自動生成」を使用します。
ただし、森のマップ素材は少し特殊なので、通常とは違う使用方法をします。
森1から作成していきます。
最初にレイヤー1には地面を、レイヤー3には天井を敷き詰めます。
その後、「マップ自動生成」で画像のように設定して「マップ生成」でプレビューに仮作成します。
同じ設定でも「マップ生成」をするたびに違うマップが仮作成されるので、良いものができれば赤枠内のボタンで実際に作成しましょう。
作成したマップに左右の出入口を作成しながら整地をします。
序盤の森マップですので、道は広めが良いでしょう。
それから、レイヤー2に森のマップ素材を配置していきます。
拡大するとこのようになっています。
植物や枯れ木などの装飾物も配置していきます。
あとは、森2も同様の方法で作成します。
モンスターの作成
次に、モンスターを作成していきます。
今回は、スライムと森マップのボス・ゴブリンを作成します。
スライムは、最初に戦う敵なので簡単に倒せるように設定します。
「敵グループ」には、1体・2体・3体の計3つを作成します。
作成したスライムは、コモンの「ランダムエンカウント処理」を使用して出現させます。
接触範囲は、出入口以外の全体に設定します。
小さいものも配置して、奥に進むと敵の数が多くなるように設定します。
ゴブリンは、HPと攻撃力を大きく上げて、代わりに精神・防御力を少なめにします。
「敵行動AI」では、30%の確率で「力ため」を使用する設定にします。
「敵グループ」は、1つ作成します。
作成した後、森2の出口付近にイベントを配置します。
範囲内に入るとセリフの後、ゴブリンと戦闘になる設定にします。
この時、戦闘結果をセルフ変数に入れるように設定します。
また、「戦闘BGM」は『システムデータベース』の「BGMリスト」から選択するので、必要があれば作成しておきましょう。
戦闘に勝利したらセリフの後、イベントを削除するためのページ2に変更します。
主人公のステータスも少し調整します。
「基本命中率」を100%、「SP・最大SP」を30に変更します。
イベントの作成
最後は、イベントを作成していきます。
まずは、「場所移動」でフィールドと森1と森2を繋げます。
ついでに、森の近くに看板を作成します。
次に、ボスの手前で町に戻ることができる魔法陣を作成します。
森2のレイヤー2に黒い魔法陣を配置します。
その上に、画像のようなイベントを作成します。
最初に、サウンドとフラッシュと同時に白い魔法陣に変更します。
次に、「変数操作」で通常変数に1を入れます。
通常変数とは、ゲーム全体で使用する数値のことです。
最後に、選択肢を作成して「はい」で町に戻るように設定します。
ページ2も作成しますが、こちらは町に戻るためだけのページです。
町の方にも魔法陣を作成しておきます。
「条件分岐(変数)」で「テレポート登録」の数値が1・2・3の時と「上記以外」の4つの分岐を作成します。
数値が1の時には森、2では洞窟、3では島の魔法陣に着くことになります。
「上記以外」では、魔法陣は使用できない設定にします。
数値1には、選択肢を4つ作成します。
「森」にはさらに選択肢を作成して、「はい」で森の魔法陣近くに行く設定にします。
「???」は、まだ使用できないようにします。
場所選択がしやすいように、選択肢の前に「ラベル」を挿入して、「???」と「いいえ」からラベルに飛べるようにします。
数値2・3には、上記の設定に「???」を「洞窟」「離島の山」に変更して、ラベル名を変更するだけです。
その後、近くに看板を作成します。
最後に、町の住民の一部にヒントや情報を言うように設定すれば、森マップの完成です。
作成したゲームの公開
作成した現時点のゲームはPLiCyというサイトで公開しています。
作成ゲームのZIPがダウンロード出来るようにもなっておりますので、是非参考にして下さい!
(ゲームの動作が重い、不安定な人もダウンロードしてみてください。)
次回
今回は、森マップの作成をしました。
マップの分割は、他の作品でもよく使用される手法で、複数のマップを適度に切り替えながら進むことで、プレイヤーは進んでいると感じやすくなります。
次回は、洞窟マップの作成をしていきます。