今回は、[その他]の追加されたマクロ文を解説していきたいと思います。
「変数」関連のマクロ文以外にも、5種類のマクロ文が追加されています。
「ゲームスピード」
[V3.6.0]では、プレイヤーが設定できる「ゲームスピード」が[4段階]から[6段階]に変わりました。
それと共に、ゲームスピードに関するマクロ文が追加されています。
「$game_speed」は、プレイヤーが行うゲームスピードの変更を禁止するマクロ文です。
「0」を設定すると[変更禁止]に、「1」を設定すると[変更可能]になります。
「$set_speed」は、ゲームスピードを[1~6]の段階で変更します。
プレイヤーが変更する時と違い、[変更禁止]状態でも変更でき、
変更後のメッセージも表示されない仕様となっています。
「ジャンプ」
「$jumpgate」は、指定した座標にプレイヤーを移動させるマクロ文です。
背景・物体パーツにある「ジャンプゲート」とほとんど同じ機能ですので、
このマクロ文を利用できる状況であれば、パーツの節約に使用できます。
1つ目の数値で「X座標」を、2つ目の数値で「Y座標」を設定します。
ただし、[マップ上の座標]のみ設定でき、
[パーツの位置を基準にした座標]は使用できないので注意しましょう。
「ステータスの非表示」
ステータス欄の数値を隠したい場合は「$hide_status」が便利です。
1つ目の数値で[ステータスの種類]を選択した後、2つ目の数値で表示・非表示を決めます。
2つ目の数値が[0]の場合は「表示」、[1]の場合は「非表示」になります。
1つ目の数値で選択できるステータスの種類は、以下の一覧のようになっています。
0 | 「生命力」 |
1 | 「攻撃力」 |
2 | 「防御力」 |
3 | 「所持金」 |
ただし、ステータスの左側にある「ステータスアイコン」は対応していないので、
「$imgframe」などを使用する必要があります。
「ブラウザのコンソール」
「$console_log」は、指定した変数の値をコンソールに表示するマクロ文です。
このマクロ文に[変数番号]を設定すると、選択した変数の内容がコンソールに表示されます。
「コンソール」とは、ブラウザの[デベロッパーツール]や[ウェブ開発者ツール]にある、
主にデバッグに使用されている機能のことです。
「Google Chrome」の場合は、「F12」か「Ctrl」+「Shift」+「I」を押した後、
赤枠内をクリックすると「コンソール」が表示されます。
次回
今回は、その他の追加された[マクロ文]の解説をしました。
「ゲームスピード」関連のマクロ文は、WWAの人気ジャンル「崩れる床」の制作に便利な機能で、
制作者側で自由に難易度を設定できるようになり、ゲーム制作の幅も広がることになります。
最終回は、「オンラインマニュアル」の解説をしていきます。