今回は、前の記事で作成しなかった残り4体の敵を作成していきたいと思います。
この記事では1体目の敵をベースにして、行動内容を変更する方法を解説していきます。
2・3体目の敵:行動内容の変更
「スライム」の次は、少し強めの敵「キノコ」を作成していきます。
戦闘開始時に出現させるパーツやコマンドの作成方法は、1体目とほとんど同じです。
ダメージ量などの数値を変更した後、指定するパーツ番号を間違えないように注意するだけです。
敵の行動内容も同じように作成しますが、その中に[HPを回復する技]を追加していきます。
HP回復技は、「ステータス変化」を使用して作成します。
その後、「ランダム選択」の中にパーツ番号を入力すると行動が追加されます。
ただし、このままだと[HP回復技]の時にも敵が移動するので、
移動モーションを「ランダム選択」の後に表示するように変更します。
3体目の敵は「ネコ」を使用して、お互いに攻撃を避け合うような戦闘を作成したいと思います。
回避率を変更したい場合は、「ランダム選択」の割合を変更すれば大丈夫です。
また、戦闘開始時に「ネコ」が先に行動するように設定します。
それ以外の内容は、1体目とほぼ同じです。
4体目の敵:[溜め攻撃]の作成
4体目の敵「カニ」では、[1ターン溜めた後に攻撃する技]を実装していきます。
こちらも、基本的な作成方法は他の敵と同じです。
その後、敵の行動内容を作成しますが、その中に下の画像のようなパーツを追加します。
このパーツを使用して、「勝利判定用エリア」にあるジャンプゲートを変更します。
ジャンプゲートで出現させる物体パーツを変更することで、戦闘中に行動内容が変更できます。
行動の後、ジャンプゲートを元に戻したら[溜め攻撃]の完成です。
5体目の敵:戦闘中に形態変化
5体目の敵は、戦闘の途中で形態を変える「魔王」を作成します。
戦闘中に別の敵を出現させることで、形態変化しているような演出を加えます。
まず、これまでと同様に主人公や敵の行動内容を作成していきます。
第1形態は、簡単に倒せる設定にします。
第1形態を倒して「勝利判定用パーツ」が動作したら、
「コマンド画面」に移動した後、第2形態用の敵を出現させます。
第2形態用の敵も、他の敵と同様に作成していきます。
ここでは特殊な技として、[コマンドに呪いを付与する技]を作成していきます。
[呪いコマンド]を作成した後、他のコマンドと入れ替えます。
このコマンドに触れると主人公にダメージを与えた後、元のコマンドに戻ります。
また、敵のターン開始時にも元に戻します。
最後に、第2形態を倒して「勝利判定用パーツ」が動作した時に、
「ジャンプゲート」が出現するように設定すれば、敵の作成はすべて完了です。
次回
今回は、4体の敵を作成しました。
WWAのコマンドRPGは敵1体あたりに使用するパーツ数が多く、
すぐに物体パーツの作成上限に達してしまいますので、
「基本設定画面」にある[物体パーツ拡張]を使用したり、背景パーツも利用したりすると良いでしょう。
次回は、「ゲームオーバー画面」「ゲームクリア画面」と[アイテム]の作成をしていきます。